ライブ無事成功しました!


 2022年11月26日(土)、久しぶりの、なんと13年ぶりの自主公演を行うことができました。イベント出演は年数回ありましたが、人の入れ替わりや減少などもあって自主企画した演奏会はずっとできていませんでした。

今回は多少メンバーもそろってきたこともあり、お手伝いを頼みながらもビッグバンドとしての体裁を整えることができました。

その待望のライブ、ご報告いたします!

 

 当日朝、明け方は少し雨が降っており少し気が重くなります。ただ集合時間である9時には雨は上がっており、晴れ間はないものの明るい空になっていました。結局本番の今日まで全員がそろって練習することはできませんでしたので、本番前の午前中が最初で最後の全員練習です。

午前中の練習風景


まあ、練習というよりは最終的な進行の確認や、曲と曲のつなぎ目の練習などだけで、あまり体力を削らないようにします。(筆者含め年寄りが多いですので)

11時にはいったん解散して各自昼食をとって会場に移動します。このころには晴れ間も見えてきて洋々たる前途を暗示しているかのようです。

なんとFOXのライブ開催を記念して、航空自衛隊の厚意でブルーインパルスが会場上空まで飛来しました!

すみませんウソです。この日はお隣愛知県の150周年記念式典の日で、県内各地で編隊飛行を披露したそうです。犬山城上空にも飛来するので会場から見えるかなと思いましたが見えませんでした。(写真は筆者が前日の慣熟飛行を職場から撮ったもの)

本来なら会場すぐそばにイオンがあるのでフードコートでゆっくりランチでも取りたいところですがそんな暇もないのでみんな簡単に済ませます。

会場前で昼食を掻き込むメンバーたち

会場は国道21号沿いのSalt&Pepper。初めて使う箱ですし会場側もビッグバンドを扱うのは初めてだそうで、一からの手探り状態でのセッティングになります。


何といってもステージが狭い!全員は乗らないので最前列のサックスやピアノはステージ下に配置せざるを得ません。そしてソロスペースはもっと手狭。譜面台もソロ用マイクも並べるのでほんとに狭い。最後まで試行錯誤しましたがあまり改善はできませんでした。次回はソロ用の譜面台は禁止にしよ。

そしてなんと30年前にコンサート用に作成した横断幕がメンバーの自宅から発掘されましたのでこれも活用します。ステージにはバトンはありませんので客席上の梁に取り付けます。なかなかいい感じ。


さあ、準備完了。時間通り14:00に開場です。すでにお客さんが待ってる。うれしいですね。箱が小さいこともあり、今回のライブは完全招待制で行いました。客席は40席ちょっと用意しましたが完全に満員です!

いよいよ、14:30開演です。

今回のセットリスト

サックス:イマミヤさん、セツコさん、イシヤマさん、イガミさん、サユリさん、サカイさん

トランペット:ウメちゃん、荒井さん、ケニーさん、林先生、オオシマさん

トロンボーン:ケンタロー、アーリン、サユミちゃん、タカシ

リズム:カリヤさん、ミトさん、ヤマモトさん

荒井さんと林先生は今回助っ人としてお手伝いいただきました。ありがとうございます。

あと、ベースに新人アカネちゃんがいるのですが、前日にコロナ陽性が出てしまい今回は出演自粛です。

1 The Opener Ⅱ(ソロ:イガミさん、ケニーさん)
カール・ストローメンのアレンジによるジャンプナンバー。BPM200、これが今のFOXの限界でしょうか。しかし3年間毎週必ず演奏したため比較的安定感が感じられます笑。


2 Have a Nice Day(ソロ:林先生)
ベイシー後期のミディアムスイング、当然大好きなネスティコアレンジです。林先生がいつの間にかバケットミュート持ってきてる!さすがわれらが大先輩、円熟のソロです。


ここで1回目のメンバー紹介です。まずはサックスパート。信長まつりはダメでも年末ジャンボは当たってほしいと僕も祈ってます。
今回MCはサユミちゃんにお願いしたところ快諾をいただいて前向きに取り組んでくれました。メンバー紹介のためにアンケートも作ってネタを仕込んでくれたサユミちゃんには感謝しかありません。引き受ける際に、「終わったら何かかわいいものくださいね」と言っていたサユミちゃんにはかわいいものを贈っておきました。

3 Alfie(ソロ:イマミヤさん)
アルトの甘い音色が会場に響く!バディ・リッチのバラードナンバー。この曲は単純なようで構成が複雑で、コード感を体得するのにかなり苦労しておられたようですが、仕上げてくるところはさすがイマミヤさん。次回もまたアルトのバラードを用意しよう!


4 Rambo(ソロ:ケンタロー、イガミさん、ミトさん、荒井さん)
JJジョンソンがベイシーバンドにいたころの曲で、彼のソロが聞ける数少ない曲の一つ。マンハッタントランスファーがヴォーカリーズしてる曲としても有名で、マントラ好きな筆者がどうしてもやりたくて採譜した曲です。サックスソリがかっこよく決まりましたね。


ここで2回目のメンバー紹介でトロンボーンパートが紹介されました。柳沢慎吾は大好きですがモノまねはできませんよ!

5 Invitation(ソロ:ケニーさん)
最近筆者がはまってるアレンジャー、エリック・モラレスによるスタンダードナンバー。ダークなスイングから明るいスイングへ、一転してアフロキューバンが間に入り、後半は怒涛のラテンビートに。練習のたびに進化していくケニーさんのソロも本番で最高潮を迎えたようで、圧巻のメロディアスさでした。


6 I've never been in Love Before(ソロ:ウメちゃん)
トロンボーンのソリの合間に蚊の鳴くようウメちゃんのハーマンの音色が滲み出す、スタン・ケントン珠玉のバラード。静かな旋律部と後半の盛り上がりのギャップが心に響きます。ケントンが好きなわけではないんだけど、結局いつもケントンを数曲選んでしまいます。


7 Isn't She Lovely(ソロ:ミトさん、イマミヤさん)
10分の休憩のあとは元気よくスティービー・ワンダーのロックで後半のスタートです。キメをはみ出さないようにと毎回口を酸っぱくして言ってるのに、本番の緊張からか最後の最後にはみ出してしまった人がいましたね!

3回目のメンバー紹介はトランペットパートです。確定申告は3月15日までに済ませましょう!

8 The Way We Were(ソロ:荒井さん、アーリン)
和製ファーガソン荒井とバラードの女王アーリンの共演によるバラードです。突き刺すようなトランペットの高音と柔らかくアタックのきいたトロンボーンの音色が会場に響きます。


急遽、プログラムにはありませんでしたが、休憩中に観客から要望があったので質問コーナーを開催しました。なかなか面白い質問が多くて大変盛り上がりました。質問していただいた方は全員イシヤマさんの関係者だそうです。イシヤマさんありがとう!

9 A Child is Born(ソロ:セツコさん、ウメちゃん)
サド・ジョーンズの3拍子の名曲をジョン・デントンのアレンジで。途中ボサノバに変化したりゆっくりの3拍子に戻ったりと原曲に比べてかなりバリエーションに富んだものとなってます。先日赤ちゃんを授かったばかりのウメちゃんが心をこめてソロを奏でます!

写真はセツコさん


最後のメンバー紹介はリズム隊です。最若手のアカネちゃんがコロナで欠席なのは大変残念です。ウッドベースは初任給2か月分くらいするそうですが自分のベースが買えるといいですね。

10 Skylark(ソロ:イガミさん)
クリスマスにはちょっと早いが1か月切ってるからセーフだよね。サンタ帽をかぶったイガミサンタがバラードの名曲をブロウします。最後の吹き伸ばしにジングルベルと鈴とは小技が効いてますね!

バンマスサカイさんの挨拶は、13年ぶりのライブに対する喜びがあふれているかのようです。もう最後の曲です。

 

11 Spain(ソロ:ケニーさん、サユリさん、ミトさん)
いわずと知れたチック・コリアのラテンジャズの名曲。この曲には格別の想いのあるサユリさんが満を持して登場です。あ、ケニーさんもう1コーラスソロありますよ。


アンコール The Girl from Ipanema(ソロ:サユリさん、サユミちゃん)
多くの拍手ありがとうございます。アンコールはボサノバの名曲をスイングにアレンジしたイパネマの娘です。MCを頑張ってくれたサユミちゃんがソロでも登場です。最後まで気の抜けないライブだったね。

最後は記念撮影してライブ終了。照明の熱さでふらふらだったけどみんな頑張りました。大きな失敗も事故もなく無事ライブを終えることができたのは、一生懸命取り組んできたメンバーといつもメンバーを応援してくれているお客様のおかげです。

ライブ後は産業文化センターのレストランで打ち上げです。多くの人がお酒を飲める体制で来てくれたので、ビールを酌み交わしながらいろいろ話ができて楽しかったです。コロナ禍以降、恒例のバーベキューもできてなかったのでメンバーで飲むのはすごく久しぶりです。しかも家族が体調不良のウメちゃん以外が全員参加とは嬉しい限りです。この時の写真を撮り忘れたのは悔やまれます。

写真はまだまだ飲み足りない人たちで行った二次会の様子

長かった一日もおわりです。何よりもメンバーにライブを楽しんでいただけたようで準備に邁進した甲斐があったというものです。今回のライブを区切りに休団するメンバーもいますが定期的にライブをできるようになるといいなと思います。それでは次回をお楽しみに!


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